3月2日(土)~4日(月)時間割&講師雑感
こんにちは、ナイト受験ラボです。3月2日(金)~4日(月)の時間割と教室割です。ご確認下さい。
3月2日(土)
1号館
A教室(1階)
予備教室
B教室(2階)
17:50~19:10
共通テスト対策 数学ⅠA
19:25~20:45
共通テスト対策 数学ⅡBC
C教室(3階)
予備教室
2号館
終日閉館します。
※ 自習は、1号館・2階自習室(11:00~21:30)を利用してください。
3月3日(日)
1号館
A教室(1階)
予備教室
B教室(2階)
17:50~20:45
新高3英語 難関二次私大英語
C教室(3階)
予備教室
2号館
終日閉館します。
※ 自習は、1号館・2階自習室(12:00~21:00)を利用してください。
3月4日(月)
1号館
A教室(1階)
19:25~20:45
共通テスト対策 化学基礎
B教室(2階)
19:25~20:45
共通テスト対策 物理
20:55~22:15
共通テスト対策 英語Reading〔1・2・3〕
C教室(3階)
19:25~20:45
新桐高2年 国語
20:55~22:15
新桐高2年 化学
2号館
終日閉館します。
※ 自習は、1号館・2階自習室(13:00~22:30)を利用してください。
古典の授業は「無駄」?
こんにちは。ナイト受験ラボの田中です。お笑い芸人の竹山さんが、古典の授業は人生で一回も役に立ったことがないと、とある番組内で発言し、各方面で物議を醸しています。
社会学者の古市さんも、外国語学習より有益なのか?と提起されています。
塾の国語講師として、古典を教えて生活しているので、なんとも・・・という気持ちですが、
以前現代文の授業の題材で「ハンディキャップの原理」について読解しました。
これもひとつの視点を与えてくれるのではないかと思い、少しお話ししましょう。
「ハンディキャップの原理」とは、1975年にイスラエル人の生物学者アモツ・ザハヴィによって提唱された理論です。
生物の進化でダーウィンの適者生存や自然淘汰といった話はよく聞きます。しかし、ダーウィンの頭を悩ませたものがいました。クジャクです。
クジャクの豪華な羽は、やけに目立って敵に狙われやすくなるので、どう考えても「適者」の条件ではありません。
豪華な羽を持った個体は、真っ先に捕食され淘汰されるはずなのです。
そこで「ハンディキャップ理論」の登場です。
生存に直接関係ない形質にコストをかけられるということは、その個体の適応度の優秀さをアピールすることになるということです。
つまり、クジャクで言えば、生存に直接関係のない羽に、多大なコストをかけて大きく立派にすることは、
その個体が病気もなく、栄養状態も良好で、敵に捕食されない俊敏さも持っていることを示し、異性に対して大きなアピールとなるということです。
社会にもこの「ハンディキャップの原理」を導入したら、どうでしょう。
国の国際競争力を上げ、維持するためには自然科学的な知は重要です。それは、国の生存に直接関係する部分です。
では、国の優秀さをアピールする分野はそれだけでしょうか?
「ハンディキャップの原理」に従えば、直接生存に関与しない形質にコストをかけられる個体が優秀なので、
生存に県警しない形質とは、学問分野でいえば社会科学や人文科学の分野に当たるでしょうか。
まさに、生存に「役に立たない」「古典(人文科学)」にコストを割くことが、その国や社会の優秀さ示すことになるといえそうです。
そもそも、「役に立つ」とか「有益」という判断の基準が、とても「近代的」で「保守的」だなぁと思ったりもしますが、
これぐらい言っておかないと、私のアイデンティティが揺らぎそうなので、久しぶりに雑感を書きました!
もちろん、反論もあると思いますので、ご意見をお待ちしています!
2024年03月01日 16:27