9月10日(水)時間割 & 講師雑感
こんにちは、ナイト受験ラボです。9月10日(水)の時間割と教室割です。ご確認下さい。
1号館
A教室(1階)
予備教室
B教室(2階)
17:35~18:45
共通テスト対策 化学基礎
19:10~20:20
共通テスト対策 英語Reading〔1~4〕
20:25~21:35
高3英語 英文法・語法
C教室(3階)
17:35~18:45
共通テスト対策 化学
19:10~20:20
桐高2年 国語
20:25~21:35
桐高2年 化学
2号館
終日閉館します。
※ 自習は、1号館・2階自習室(~22:30)を利用してください。
【講師雑感】「みんなの学校新聞」に田中のインタビュー記事が掲載されました!
こんにちは、ナイト受験ラボの田中です。「みんなの学校新聞」に高校受験生を対象に「苦手を克服する国語勉強法」というタイトルで、私のインタビュー記事が掲載されました。
記事はこちら→苦手を克服する国語勉強法 ―ナイト受験ラボ・ 田中健士先生が語る「読む力」と「解く力」の鍛え方 - みんなの学校新聞
せっかくの機会なので、もう少し補足説明をいたします。
敵を知り、己を知れば、百戦危うからず!
まずは敵を知りましょう。そもそも高校入試は、中学校で習うべき学習事項がきちんと身についているか?を確認するための「学力検査」ですから、中学校の学習目標を知る必要があります。そして、それは「中学校 学習指導要領」に記載されています。
教科の目標は次のように書かれています。

これを見ると「正確に理解し、適切に表現する資質・能力」の育成が目標のようです。そしてそれを具体的に習得するために、各学年での目標も定められています。

目標では育成する資質・能力を「知識及び技能」、「思考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力、人間性等」の三つの柱で整理しています。群馬県の公立入試の設問を分析すると、この三つの柱がまんべんなく出題されています。「え?人間性なんて聞かれる?」と思うかもしれませんが、昨年度の問題の大問一の(五)の作文では、「〔文章1〕と〔文章2〕を読んで、あなたはどのような考えをもちましたか。〔文章1〕と〔文章2〕の内容を踏まえた上で、将来の自分の姿と関わらせながら」という条件で180字以内の記述を求めていました。思考力・判断力・表現力と人間性を網羅的に検査する設問になっていました。しかし、この3つの柱の中でも、やはり「思考力、判断力、表現力等」を問う設問が多く見られます。すると目標に書かれている「筋道立てて」とか「論理的に考える」ということが中心に置かれていますので、まず受験生はこの部分をしっかり身につける必要があります。そこでぜひ、要旨要約の練習をしてください。要旨とは、文章全体をコンパクトにまとめたものです。それに対し、筆者の主張だけをまとめたものは主旨といいます。簡単に言えば主旨は要旨の一部です。要旨の要約の仕方は次の手順です。
1.文章を内容のカタマリ(意味段落)に分ける。
2.それぞれの意味段落をコンパクトにまとめる。
3.2で作った文同士の関係を確認し、適切な接続語でつなげる。
4.一文にこだわらなくてもよい。
題材は自分の現在の学力にあった長文問題集の文章を使いましょう。問題集を選ぶとき、解答編を見て本文の100字要約が付いている問題集がオススメです。最初は難しいかもしれないので、200字を目標にまとめてみてください。慣れてきたら字数を徐々に減らし、最終的には100字で要約できるように練習します。ここで重要なことは、インタビューでも話しましたが、書いた要旨は学校や塾の国語の先生に添削をしてもらうことです。記述力は推敲して書き直すことで身につき、向上します(もちろん、ナイト受験ラボでは、田中が責任を持って添削指導します!)。要旨要約では、正確な文章読解力、高度な要約力、論理的関係性の把握力、記述するための表現・語彙力など、国語に必要な能力を総合的に鍛えることができます。練習を続けて100字でまとめられるようになったときには、国語力がメキメキ付いていること、間違いなしです!!
2025年09月09日 16:30