7月15日(火)時間割 & 講師雑感
こんにちは、ナイト受験ラボです。7 月15日(火)の時間割と教室割です。ご確認下さい。
1号館
A教室(1階)
予備教室
B教室(2階)
19:10~20:20
桐高2年 数学
20:25~21:35
桐高2年 英語
C教室(3階)
19:10~20:20
桐高1年 英語
20:25~21:35
桐高1年 数学
2号館
19:10~20:20
共通テスト対策 現代文
20:25~21:35
共通テスト対策 古典
※ 自習は、1号館・2階自習室(~22:30)を利用してください。
土佐からの客人を天然砥石でおもてなし
こんにちは。ナイト受験ラボの田中です。ただ今、公私混同、田中の趣味ブログとなっております。
しばらくお付き合いください。
本日も、ヤフオクで買った格安中古まとめ売り包丁の中から選んでいきます。
今日の一本はこれだ!


おぉ、今回は土佐黒打刃物の両刃万能包丁(土佐一刀斎 作)を研ぎます!
土佐刃物なんて、研ぎのYouTube動画でしか見たことありません。本物に出会うとは。
鋼材は硬い鋼の青鋼だと思いますので、今回は天然砥石で研いでいこうと思います。
では現状確認と妄想をおこないます。
全体に錆びていて、年期が感じられます。
土佐黒打ち刃物は、鋼を火で熱してハンマーで叩き伸ばす、日本刀の製法を受け継いでいますので、大変薄くなっています。きちんと研げば、キレッキレになりそうです。
シャープナーで手入れをしていた形跡があります。
研ぐ前にキュウリを試し切りしました。
全体に錆びてはいますが、刃が付いているので切れます。
可能な限り薄く切りましたが、2mm厚が限界でした。

ん? 柄にひらがなで名前が記入されています。
前オーナーさんの名前でしょうか? 大切にしていたのでしょうねぇ。
なぜ手放してしまったのでしょうか?
土佐刃物をセレクトするあたり、年配の方でしょうか。
町内会の炊き出しでマイ包丁を使うため、なくさないように名前を書いたのでしょう。
きっとそうだ。
土佐刃物は実用の刃物。使い込まれた形跡を見ると、毎日の食事に使われていたはずです。
しかし、前オーナーさんも寄る年波には勝てず、土佐の海辺の養老施設に入所することに。
残された刃物は、オーナーさんの帰りを、家の台所で待ち続けていましたが・・・・・・。
(以上、田中の妄想です)
おぁ、哀れな包丁よぉ! オレがピンピンに研いでやるからなぁ。
今日は特別サービス、天然砥石で研いでやるぞ!
では、鋼の包丁は錆びやすいので、対策をしないと研いでいるうちに錆びてしまいます。
なので、研ぎ桶の水にセスキ炭酸ソーダをスプーン1杯ほど入れて、水をアルカリ性にします。これで錆を予防することができます。

まず、研ぎ粉を使って、ざっと錆と柄を軽く研磨します。
強くこすると黒皮が剥がれてしまうので、軽くざっと錆を落とします。
悪い錆ではないので、ムキに追いません。
柄もきれいに磨きます。
あぁ。オーナーさんの名前が消えてしまいました。
それは致し方がない。 今から第二の人生を歩んでくれ。
まず天然の荒砥で軽く肉抜きをしながら、カエリを出します。
もともと薄いので、肉抜きは深追いしません。
まず天草砥(熊本産)から始めます。天草砥石は中砥石が有名ですが、これは目の本当に荒い天草砥石です。

次に若干目の細かい大村砥(和歌山産)に。

荒砥終了の見た目です。


次に中砥で、傷消しと刃を整えていきます。
まず天草・備水砥(びんすいと・熊本産)で磨き、

次に沼田砥(群馬産)です。

ラストの仕上げは、鳴滝砥(京都産)の赤ピン。

完成です! 良い感じで仕上がりました。
キュウリで試し切り。

スッと刃が入ります。
向こうが透けるぐらい薄く切れるようになりました!!


こんな感じに仕上がりました! 生き返った感じが嬉しいですねぇ。
2025年07月14日 18:47