4月15日(木)教室割 と 講師雑感
こんにちは。ナイト受験ラボです。4月15日(木)の教室割りです。教室変更があります。受講科目と教室の確認をお願いします。
1号館
1A教室
19:25~20:45
桐高1年 生物基礎
20:55~22:15
桐高1年 国語
2号館
2A教室
19:25~20:45
桐高2年 英語γ
20:55~22:15
桐高2年 数学γ
2B教室
17:50~19:10
高3数学 数学Ⅲ
19:25~20:45
桐高2年 数学β
20:55~22:15
桐高2年 英語β
2C教室
14:00~22:45
自習室
「現代文」という科目の不思議
こんにちは。
ナイト受験ラボで国語担当のTです。
今日は「現代文」という科目の不思議についてお話しします。
まず現代文の教科書を開いてみましょう。国語総合の現代文編でも、現代文Bの教科書でもかまいません。
何が載っているかというと、随想や評論、小説などの文章が掲載されています。
そこには、問題を解くための「公式」「定理」と言ったものがありません。
不思議ですね。
では、現代文は何を学ぶ科目なのでしょうか?
実は大学生の頃、高校教員を目指して教職過程を履修していました。
しかし、あるとき「国語教員は何を教えるのか」という問いにつまずいてしまったのです。
答えを見いだせず、悶々と過ごしているとき、
「何を教えるか分かっていない自分が教員になってはいけない」と思い、教員免許の取得を諦めた過去があります。
その後、受験で点数をとらせ、志望校合格を目指すという目的が明確な塾講師の道に進むことになるのですが・・・。
今再び、あの大学生の頃、解答を放棄した問いに当たっています。
「国語は何を学ぶものなのか」
現時点の私の答えは、「書かれていない『公式』や『定理』を、掲載されている文章から、自分自身で見いだすこと」だということです。
現代文とは「現代(近代という時代区分の現在)」の「文」ですから、我々が生きる「近代」の批評文です。
つまり、近代に関する様々な文章を通し、「近代人」や「近代社会」そして「現代人」や「現代社会」の特徴・問題点をあぶり出し、
小論文であれば、それに対する対策を考察することが目的なのではないでしょうか。
そのために、近代以前の古文、日本文化に多大な影響を与えた漢文も学び、広い視野で「今」を見つめること。
それが国語の目的なのだと考えています。
さて、2年生の国語の授業は、現代文を中心に扱います。
今行っているのは、「近代」の特徴を様々な角度から考察し、「近代」に関する知識を深めることです。
今日は近代の特徴である「自然科学/科学技術」について説明しました。
いくつかのキーワードも説明したので復習してくださいね。
来週はこの内容で、実際の大学入試問題にチャレンジしますよ。
今後、知識が定着し、「公式・定理」が見いだせたら、「解答作成・選択の技術」に進んでいきます。
国語は漠然とした教科なので「勉強しても無駄!」という声をしばしば聞きますが、
はっきり言いましょう、国語もある程度「暗記」です。
正しい勉強で知識・技術を習得することで、成績を上げることができます。
長い道のりではありますが、体系的に学習し、揺るぎない学力を手に入れていきましょう!